Nishika AI News Letter - Issue #77
「Metaの生成AIは儲かっている」という記事が、中身を読んでみるとレコメンドAIで収益を上げているという話だったりして、やっぱり生成AIは流行ってるだけでROI出ないの?という認識が加速しそうな懸念がありますが、
弊社AI議事録ツールのSecureMemoCloudでは、生成AIを得意領域である情報整理・加工でフル活用し、ほぼ完成版の議事録をAIが自動作成できる「ほぼ完議事録」機能を搭載しました。
会議の内容理解促進・業務効率化といった点で明らかにROIを出せる機能であり、「生成AIも使い方によって儲かる」を証明できると考えています。今後もこのような事例をどんどんお伝えしていければと思います。
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新サービスのお知らせ!「最新AI動向の解説勉強会サービス」スタート
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「業務で生成AIを使いたいがパブリックな環境でインターネット通信されるのが不安」というニーズのある企業様向けに、自社専用「オフライン生成AI」の導入サービスを開始しました!
AI議事録ツール初のオフライン生成AI要約
手元のPCでGPT-3.5水準の生成AIと対話できるAIチャットボット
社内ナレッジを学習したAIコンシェルジュ
「自社専用LLM」のカスタム開発
などをオフラインで実現する技術にご関心のある方、是非弊社(h1-matsuda@nishika.com)までご連絡ください。
SecureMemoCloudは、世界最高水準の精度96.2%の音声認識AIを搭載した会議録作成支援サービスです。
評価用に作成された綺麗な読み上げ音声ではなく、リアルなビジネス会議音声について他社の追随を許さない高精度を誇るAIモデル「shirushi」を搭載している点が最大の特徴です。さらに、音声認識AIと生成AIを組み合わせた専門用語・社内用語の認識機能を備えており、圧倒的な認識性能を誇ります。
将来は、文字起こし結果をもとに会議アシスタントとしてあなたをサポートする生成AIの搭載を目指しています。
Application
【業界初】AI議事録ツールSecureMemoCloudが、会議音声からほぼ完成版の議事録をAI自動作成する機能を提供
Nishikaが提供するAI議事録ツールSecureMemoCloudで、ほぼ完成版の議事録「ほぼ完議事録」機能を搭載しました。
これは、日時・参加者・決定事項・議事要旨を備えつつ、トピック分割やインデントを活用した構造化を行い、さらに話者の付与・清書・文体の統一などを全てAIが行なった、業界で他に類を見ない機能です。
戦略コンサルティングファーム出身の人間があるべき議事録の姿を定義し、生成AIに精通する技術者が音声AI・生成AI・自然言語処理を高度に組み合わせることで、本機能が実現しました。
AIはその話題性に比してROIを産めていない、という声もある中、会議の内容理解促進と業務効率化という明確なReturnをもたらす機能だと考えています。
是非一度体験ください。
「ChatGPT Search」の衝撃--Chromeの検索窓がデフォルトで「ChatGPT」に
ChatGPTによる検索機能がChrome拡張によってChromeの検索窓を置き換える。直接的にGoogle検索を置き換えに行く一手に出た。
検索で本当にやりたいのが検索ではなく、ただ1つの回答が欲しい、というニーズには、ChatGPTが回答を生成してくれる方が応えてくれているのは事実。
一方で、ChatGPTが生成するただ1つの回答で事足りる用途であれば、特に仕事用途では人間が作業する必要がない業務になるんだろうなとも思う。
動画生成AI HeyGenの話。
マーケティング目的だと人が労力をかけているかどうかをみてしまう気がするが、社内研修や利用マニュアルであれば明らかに有用。
新たな国際展開を考えると、動画撮影のために手間暇かけるくらいなら一旦AIで生成してしまおうとなりそう。
Technology
「どんな質問をしたいのか?」別に考える、適切なRAG技法 〜RAG曼荼羅〜
弊社技術者執筆の記事。生成AIにより社内ナレッジに基づく回答をさせたいとき、必ず組み込まれるRAG技術について、毎日のように新たな手法が提案されている。
どんなときにどんな手法を採用すべきか、整理の軸が必要ということで、「どんな質問をしたいのか?」という現場観点で、適切な技法の整理を試みました。
Creative and Strategic Capabilities of Generative AI: Evidence from Large-Scale Experiments
創造力でGPT-4が人間を超えている、というメッセージのレポート。
生成AIでは、いつも何処かで見たことがあるような回答が多いので、直感に合わない気がしてよく読んでみると、
「もし考えるだけで物を発明できる才能があったら、何を作りたいですか?」
または
「未来の町、都市、または社会を想像して描写してください」
を10分で答えるタスクだった。
こういうタスクを考える頭の使い方は慣れてないし、10分という時間制限に限ってはAIが上回るということであれば確かにそう。
Editor Picks
「生成AIは儲かる」を証明、純利益73%増で絶好調「メタのAI収益化3本柱」とは
良い記事としてではなく注意喚起としてのpick。「生成AIは儲かる」のミスリーディングがすごい。広告レコメンドのAIが収益増に貢献しているという話。
実際は「生成AIは儲かる」は実現しないわけではない。ただ、裏方で自然言語データを大量にクレンジングするときに威力を発揮するとか、今の生成AIが儲かるシーンが裏側なので、目立った取り上げられ方はしにくいとは思う。
「過度な期待と100点主義」から脱却
が大事というのは本当にそうだが、本当に実現が困難だとも思う。
欧米では、導入効果がどうとかではなく、新しいテクノロジーはつべこべ言わず使ってみるものだろ、という常識があって、これだけ利用率に差が開いているような気はする。
落合陽一「2026年にはほとんどの知的作業がAIに置き換わる」人間に残される仕事は“とげ作り”
生成AIは皆が80点と思う回答を出してくる。プロンプトにこだわっても一定以上尖った回答は出してこない。 そこにこだわれると人の価値が出てくると思う。