Nishika AI News Letter - Issue #76
日本でもパナソニックやJR東日本が自社専用生成AIの開発に乗り出しています。「企業は今最も賢い生成AIを使うべきだ」という某ご意見もあれば、法人GPTを入れたもののガイドラインで雁字搦め、結局現場での生成AI利用が進んでいない、という悩ましい実態も聞かれます。
Nishikaもつい直近、AI議事録ツールSecureMemoに生成AI要約機能を搭載しました(実はオフラインAI議事録ツールとしては日本初)。
少し前は「お遊び」程度とも言われたオフライン生成AIも、使い方次第で現実的に調達可能なコンピュータリソース上で利用できる性能になってきました。Nishikaも高性能オフライン生成AIのビジネス活用を推進するサービスを開始しました。ご関心のある方、是非ディスカッションの機会をいただければと思います!
Promotion
「業務で生成AIを使いたいがパブリックな環境でインターネット通信されるのが不安」というニーズのある企業様向けに、自社専用「オフライン生成AI」の導入サービスを開始しました!
AI議事録ツール初のオフライン生成AI要約
手元のPCでGPT-3.5水準の生成AIと対話できるAIチャットボット
社内ナレッジを学習したAIコンシェルジュ
「自社専用LLM」のカスタム開発
などをオフラインで実現する技術にご関心のある方、是非弊社(h1-matsuda@nishika.com)までご連絡ください。
SecureMemoCloudは、世界最高水準の精度96.2%の音声認識AIを搭載した会議録作成支援サービスです。
評価用に作成された綺麗な読み上げ音声ではなく、リアルなビジネス会議音声について他社の追随を許さない高精度を誇るAIモデル「shirushi」を搭載している点が最大の特徴です。さらに、音声認識AIと生成AIを組み合わせた専門用語・社内用語の認識機能を備えており、圧倒的な認識性能を誇ります。
将来は、文字起こし結果をもとに会議アシスタントとしてあなたをサポートする生成AIの搭載を目指しています。
SecureMemoは、世界最高水準の精度96.2%の音声認識AIを搭載しつつ、オフライン環境で処理が完結するAI文字起こしソフトウェアです。
「精度の圧倒的な高さ」「オフライン完結」の2つを両立しているサービスは他になく、警察・医療機関・民間企業の経営企画/IR/人事部門様といった皆様にお使いいただいています。
評価用に作成された綺麗な読み上げ音声ではなく、リアルなビジネス会議音声について他社の追随を許さない高精度を誇るAIモデル「shirushi」を搭載している点が最大の特徴です。さらに、独自開発した、声紋登録不要で完全自動の話者特定AIも搭載しています。
Application
JR東日本、「鉄道版」生成AIを開発--鉄道固有の知識を学習
「日本語のLLMを持つパートナーとの開発を進めている」とのことで、ローカルLLMと思われる。日本でも大企業によるローカルLLM開発の動きが出てきていて良い流れ。
テキスト/画像のプロンプトで生成AIが作成したリングを実際にインドの職人が作ってくれるというサービス。
動画中で実際に生成されているリングがかなり複雑な意匠だったので、それを形にできる職人の技術があって初めてできるサービス。
生成AIと人、どちらがなくても実現しないサービスという意味で注目。
Technology
グーグル・ディープマインドが開発 LLMの意思決定過程を「透明化」するツール
より簡易には、LLMの外部から意思決定過程を「透明化」することもできます。欲しい回答とともに、なぜそう回答したのか理由を合わせて答えさせる方法です。
このようにすることで、「理由がはっきり言えないことは答えない」ようになり、回答内容自体も人が納得できる方向に改良される感覚があります。
経産省、国内の生成AI各社に支援 「アニメ特化型基盤モデル」「薬学特化LLM」など、計算資源を助成
第2期GENIACのプロジェクト一覧。生成AIを活用した最先端のR&Dテーマがわかる。
かなり緩いテーマもあるけど、TCFDレポート生成モデルなどは実現性も実用性もありそう。
Editor Picks
ノーベル化学賞にグーグルのハサビス氏ら AIでたんぱく質の構造予測
物理学賞に続き化学賞もAI。流石に時代の変化を感じざるを得ない。
文学賞くらいまでは十分可能性はあると思います。
最も想像がつき難いのが平和賞ですが、ディストピア的ですがAIが人々の思想をうまくコントロールすることで争いを最小化する、というAIの貢献もあり得なくもない。
AIの暴走、大惨事につながる恐れ ノーベル物理学賞受賞者が警鐘
正直なところ、AIが人間を支配する世の中はいつかは来るし、止められない気がしますが、少なくともAIが身体性を獲得するまでは、全く現実的ではないとも思います。