Nishika AI News Letter - Issue #15
Summary
採用広告のワーディングを最適化してくれるTextioは、自社求人を出す立場、かつ求人事業を手がけている弊社目線でも興味深いです。ジェンダーバイアスが紛れ込んでいる際に指摘してくれる機能もあるようですが、バイアスチェックの機能はSNSの炎上防止などにも使えそうですね。(M)
Nishika AI News Letterへのご質問はこちら
※本Letterに関する質問、取り上げて欲しいトピック、自社のAI導入の相談、何でも結構です
Application
平均的な人間の能力を超えた―、常識や知識を獲得した大規模言語モデルが開く新ビジネス領域
GPT-3をはじめとする大規模言語モデルの活用例がまとめられています。一部抜粋すると、Copy.aiは、SNSで使うデジタル広告やサイトのコピー、ブログのタイトルやアウトライン、本文、ECサイトの商品説明などの文章を生成するサービス。Textioは、採用広告やジョブ・ディスクリプションのワーディングを最適化してくれたり、無意識に紛れ込んだジェンダーバイアスを指摘してくれたりするサービス。
1文字ずつ口パクでスペル入力できるシステム、東大などが技術開発 タイピング速度はスマホに匹敵
口パクでスペル入力できるシステム。方法は、まず歯科用リテーナー型デバイスをユーザーに口でくわえてもらう。口腔内には124個のバイナリー静電容量センサーが並び、舌の動きを読み取る。得られたデータはコンピュータにワイヤレス伝送され、機械学習で分類する。1164語の単語テストにおいて平均97%の精度を示したとのこと。
精度97%とはいえ、自然言語なので残り3%の誤りで全く意味が通らなくなってしまう可能性はありますが、面白いですね。仕組み上、正確な口の動きで発音しないと認識しなさそうですが、非ネイティブが英語を発音するときなどの精度はどうなるのか気になります。
“スマホのマイクでこっそり盗聴”を妨害する技術 静かな音で会話内容を改ざん
パンダの画像に一見何ら意味のないノイズデータを加えるとAIがテナガザルと誤認するようになる、と言う現象で有名になった攻撃をAdversarial Examples と呼ぶが、これの音声版。不正なマイクが取得したユーザーの会話の言葉を正しく聞き取れないようにする攻撃。
Hospital Robots Are Helping Combat a Wave of Nurse Burnout
看護師のヘルパーロボット、Moxi。他のロボットと同様院内の単純な移動に苦労するが、高齢者が多くなり介護士の高負荷・離職が問題になっている昨今、リスクの少ない反復作業を行ってもらうニーズは大きい。
Technology
DeepMindが画像のキャプション生成、物理的なロボットアームの操作、アタリゲームなど、600以上の多様なタスクを実行するモデル「Gato」を発表。